＜楽譜レビュー＞トンプソン はじめてのピアノ教本第１巻 ジョン・トンプソン著 大島妙子訳

トンプソン はじめてのピアノ教本第１巻 ざっくりこんな感じ

• 対象年齢：記載はなし、全体的に幼い印象と初期段階のテキストのため未就学児向け
• レベル：初級
• お値段：1,300円（税抜）
• 見た目：横長で表紙・中身ともにフルカラー、オリジナルキャラクターのイラストが描かれている
• 収録曲数：27曲、他ワークシートや解説ページあり
• 譜面：大譜表、ワークシートはト音、へ音譜表あり
• 音：ファ(f)〜ソ(g1)、真ん中のドから左右に派生していく
• リズム：4分・2分・付点２分・全音符、4分・２分休符
• 拍子：4/4、3/4、2/4
• その他：音の範囲やリズム、拍子を基本的な範囲に限定して丁寧に基礎を学ぶことができる教本。読譜についてもワークシートなどで学習できるので、他の本を併用せずとも一通り学ぶことができる。
• その他２：ミュージックデータあり（別売り、ご購入はこちらで検索）
• 個人的見解：オリジナルキャラクターたちが可愛らしい。サポート伴奏がついているので飽きずに演奏できる。新しい音符や拍子が出てくるたびにイラストなどを交えて丁寧に解説されているので、この本を進めていくだけで自然と知識も身についていく。

楽譜はこちら↓

楽譜 日本語ライセンス版 トンプソンはじめてのピアノ教本 第1巻 ジョン・トンプソン／著 ／ ヤマハミュージックメディア 価格：1430円（税込、送料別) (2022/10/13時点)

外見をくわしく

横長で、モンスターのようなオリジナルキャラクターのイラストが表紙に描かれています。
特に対象年齢の表記はありませんが、イラストなどの雰囲気から未就学児〜小学校低学年を中心におすすめのテキストです。

横幅30.3センチ、縦幅22.6センチです。1ページがA4サイズにおさまる、普通のサイズの楽譜です。
中身もフルカラーで、ほとんどのページにキャラクターのイラストが描かれています。

1曲が1ページで完結するようになっていて、サポート伴奏の楽譜が下か横に小さく載っています。
情報量は多めですが、フルカラーで大事なポイントは色分けされていたりするので見やすい楽譜です。

内容をくわしく

初めに「先生と保護者のみなさまへ」という著者の文章が載っています。このテキストの目的や学習方法などについて記載されていますので、使用する際は一度読んでおくことをおすすめします。

そして目次の後からピアノについての説明が始まります。
真ん中のド(c1)の場所の説明から始まり、楽譜上ではどうなるのか、大譜表、拍子の解説などが4ページにわたり簡潔に書いてあります。
全てひらがなで書かれてあり、ひらがなが読めるお子さまなら一緒に読み進めることができます。

その後、演奏の実践が始まります。
以下、曲やワークシートについては表にまとめました。

まとめ

音符や拍子を限定し、丁寧にわかりやすく提示してくれているテキストなので、教室には通わず独学で学んでいこうとする場合にもおすすめの一冊です。
解説はすべてひらがななので、ひらがなが読めるようになったお子さまにとっては「自分で読める！」「自分で理解して弾ける！」とやる気をたくさん引き出してくれるテキストかもしれません♪

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